シングルマザー相談記

シングルマザーから寄せられた相談の忘備禄です。がんばれ!シングルマザー

元夫と子どもの面会交流は条件をつけて!

夫のDVが原因で、結婚生活7年で離婚した真弓さん。5歳の男の子は真弓さんが親権者となって引き取り、監護者として養育しています。


元夫は女系家族に中で育ったこともあり、男の子が生まれた際には涙を流して喜んだのですが、仕事上でのストレスや実の姉妹との軋轢があったためか、何かと真弓さんに当るようになり、DVが激しくなって行きました。


我が子に対しては、溺愛とも言えるような愛情を注ぎ、休日にはほとんど抱っこをしてあやしていた元夫なのに、食事や掃除などの家事に対して何かと文句を付け、手を上げることが増えていきました。

 

そんな毎日がエスカレートして、頬骨を骨折するほどに殴られた真弓さんは、何も持たず我が子を抱いただけの姿で市が運営しているDVシェルターへ駆け込みました。

紆余曲折を経て真弓さんの望むように離婚に至りましたが、元夫は養育費を払う代償として息子との面会が自由にできること!と条件を付けてきたのです。


「養育費は絶対にほしいので、元夫が望むように息子との面会は自由にさせた方がいいのでしょうか?」と相談を受けました。

結婚から離婚に至るまでの状況をいろいろとヒアリングした結果、真弓さんには、息子との面会交流に関して元夫が望む「いつでも、好きな時に面会できる」を拒絶し、毎月1~2回に限り、できるだけ大勢の目がある公共の場での面会のみに限定するようにアドバイスしました。


…というのも、父親として息子を溺愛していることから、自由に面会を認めていては、連れ去りのリスクがあり、真弓さんに対してもDVの危険性が生じます。


「息子さんに自我が形成できる年齢になるまでは、親権者として父親との面会を認めるべきではありません」と伝えました。

養育費不払い